三上寛さんのライブを見て。

JAKAMASHI JAZZ

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こんにちは!

一昨日・昨日とLARGE400で岡山・愛媛とツアーに行って参りました。
岡山は三上寛さんとご一緒やったのですが、完璧に私の精神部分を攻撃されてしまったように感じます。
もう、唄なのか何なのか…。
とにかく全身全霊を懸けた演奏で、これが演奏家・プロなんやと見せ付けられました。
もう、凶悪な獣のようでした。
よく何かのキャッチコピーで「聴け!魂の叫び!18歳!!!」みたいのがありますが、
そういう人って大した事なかったんです。
私は本物の叫びを聴いてしまいました。



三上寛さんは青森出身の弾き語り師です。
東北地方の独特の雪に閉ざされた感じがそのまま唄に反映されていて、とにかくEマイナーやAマイナーの暗い曲が多いです。
そしてその暗さが、鬱屈とした感じが、どかーん!とそのまま叫ばれます。
そして私は、そのまま発せられたものを受け取ったので、訳は分からないのやけど悲しくて悲しくて、帰ってきた今も尚悲しいのです。



せやけど、これが実は大事な事なんでしょう。
彼の肉体的な表現を私は受け取りました。
表現者として発したものを、見ているに受信させる事はとても大変な事です。
それをさらりとやってのける三上寛さんは、ほんまに本物の演奏者やと感じます。
実はリハからそうでした。
「ちょっと唄っていい?」と言った後、即効で空気をがらりと変えてしまう。
素の表現から違ってました。


そして受け取った物を糧にして、私はとにかく帰って来てからずっと曲を作ってます。
こうして人の念はグルグル回っていくのでしょうね。
今のこの衝動を誰かに伝えられれば、嬉しいです。


(おまけ)
 道後温泉に行きました
 銘菓しょうゆ餅
 たこ焼き美味しかった。